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皆さんこんにちは!
愛知県東海市を拠点に左官工事を行っている
株式会社下地技建、更新担当の富山です。
金ゴテ仕上げ ~基礎にして王道、プロの技が光る仕上げ~
■ 金ゴテ仕上げとは?
「コンクリート床仕上げといえば?」と聞かれたら、真っ先に挙げられるのが「金ゴテ仕上げ」。
最も基本的でありながら、現場ごとの気温・湿度・乾燥速度に応じた職人技が求められる、実はとても奥深い技術です。
金ゴテとは、金属製の平たいコテのこと。
コンクリートが適度に硬化してきた段階で、このコテを使って表面を押さえ、凹凸をなくして滑らかに整える手法です。
現在では、機械式のトロウェル(円盤型仕上げ機)を使うことも多く、特に広面積の土間コンクリートでは、スピーディーかつ均一に仕上げることができます。
■ どんな現場に適しているか?
金ゴテ仕上げは、その強度と均一性の高さから、以下のような多くの現場で選ばれています。
倉庫・工場:フォークリフトや台車が頻繁に通行
駐車場・車路:車両荷重に耐える強さが必要
商業施設・物流センターのバックヤード:汚れに強く掃除しやすい
住宅土間・車庫:外構部での耐久性が求められる箇所
塗床・タイル張りの下地:二次仕上げ前の基盤づくりとして
■ 施工工程と技術ポイント
金ゴテ仕上げは、タイミングと順序が命です。
コンクリート打設(流し込み)
ブリーディング(水引き)を確認
1回目の均し(荒押さえ)
2回目・3回目の押さえ(仕上げ押さえ)
ツヤが出るまで磨き仕上げ
ここで重要なのは、“押さえるタイミング”。
早すぎるとコテ跡が残り、遅すぎると固まりすぎて均せません。
この微妙な見極めができるのは、経験豊富な職人だけです。
■ 金ゴテ仕上げのメリット
メリット 説明
平滑性 傾斜や凹凸がなく、台車や車両の走行がスムーズ
耐摩耗性 摩擦や衝撃に強く、長期間使用に耐える
下地性 塗装・防水・タイル等の仕上げのベースとして優秀
コスト 比較的安価で、施工スピードも早い
■ 注意点と品質管理
打設時の気温と湿度が仕上がりに大きく影響するため、施工日は慎重に選定
均し回数と押さえ圧力によって、ツヤの度合いや硬度も変わる
養生期間をしっかりと設けることで、ひび割れのリスクを減らせる
金ゴテ仕上げは、“仕上げ工事の王道”でありながら、奥深い職人技が光る分野です。
当社では、経験豊富な職人による品質とスピードを両立した施工を心がけております。
次回もお楽しみに!
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愛知県東海市を拠点に左官工事を行っております。
私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。
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